Adobe Fireworks で虹色グラデーション

Fireworks のデフォルトの塗りで多色のグラデーションを作ると、位置調整が微妙に面倒ですよね。
グラデーションを数値で調整するエクステンションもあるので、よくわかってる人はそっちを使えばいいと思うのですが、私のように素人作業でしか Fireworks を使わない人間にとっては、手間というか面倒というか、できればもっと簡単に提供してくれよ。みたいな。

というわけで、細々とですが、自作のコマンドとかスタイルを共有してみようシリーズを始めようかなと。あんまり長続きしないかもですけどw

第一回の今日は、タイトルのとおり虹色グラデーションの塗り(塗りのグラデーション−線形−7色)をコマンドで提供してみます。
なんでコマンドなのかってーと、後で勝手に手直ししてもらう時に調整しやすいから。
スタイルにすると、後で修正する時面倒でしょう?ファイルの管理もめんどくさいし。
コマンドにしておけば数値情報で確実に手直しできるし、修正しやすいし、何より配布しやすいかなって。
まぁ、あのその、異論は認めないw(異論があるなら勝手にやってくだしあw)

fw.getDocumentDOM().setFill({
	category:"fc_Linear",
	ditherColors:[ "#000000", "#000000" ],
	gradient:{
		name:"cn_Custom",
		nodes:[
			{ color:"#ff0000", isOpacityNode:false, position:0 },
			{ color:"#ff0000", isOpacityNode:false, position:0.02 },
			{ color:"#ff9900", isOpacityNode:false, position:0.18 },
			{ color:"#ffff00", isOpacityNode:false, position:0.34 },
			{ color:"#00ff00", isOpacityNode:false, position:0.50 },
			{ color:"#00ffff", isOpacityNode:false, position:0.66 },
			{ color:"#0000ff", isOpacityNode:false, position:0.82 },
			{ color:"#9900ff", isOpacityNode:false, position:0.98 },
			{ color:"#9900ff", isOpacityNode:false, position:1.0 }
		],
		opacityNodes:[
			{ color:"#00000000", isOpacityNode:true, position:0 },
			{ color:"#000000", isOpacityNode:true, position:0.01 },
			{ color:"#000000", isOpacityNode:true, position:0.99 },
			{ color:"#00000000", isOpacityNode:true, position:1.0 }
		]
	},
});

このテキストを例えば、グラデーション.jsf なんて名前にして、 Fireworks の Commandsディレクトリ(CS3 で Vista の場合は、c:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Adobe\Fireworks CS3\Commands らへん)に保存してあげればOKです。
多くのサイトで、コマンドの反映は Fireworks を再起動って書かれていますが、Windows Vista で CS3 の場合(うちの環境の場合)再起動は必要ないです。テキストエディタで開きっ放しでも特に問題なく反映されます。

簡単に説明すると、選択しているオブジェクトの塗りをグラデーションの線形で指定、nodes の色で塗り、opacityNodes のとおり、範囲の両端を不透明度0%(完全な透明)にして、そのすぐ内側で不透明度100%(透過しない)にしています。

オブジェクトを選択してこのコマンドを実行すれば、七色グラデーションが反映されます。
その後はいつもどおり適当に色を変えるなりなんなり自由自在です。
色の選択は、ベタなので、適当に色を変えるとかするといいと思います。
フィルタを使ってカラー調整とかでも十分遊べます。

どうぞご自由に使ってください。
もっと他にもこんなことができるぜ、とかあれば、教えてください。