デジタルサイネージジャパン2009(DSJ2009)に行ってきました その1

行ったのは初日の10日(水曜日)なんですけど。
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思ったより小さかったというか、INTEROPRSA CONFERENCE、IMCとの共同開催だったので、混じってるってゆうか、ごちゃごちゃしてる印象を受けました。
まぁそれはある意味どうでもいいというか、この手のイベントで利用者の利便性とか合理的な何かとか期待するほうが間違ってると思うので、ソコは置いておいて、雑感ぽろぽろ。
長くなったので、今日はデジタルサイネージ全般の話だけにしてみます。

ハードの成長スピードがすごい

いやほんとに。大型ディスプレイが安くなったってのもあるんだと思うけど、うちがお手伝いさせていただいている会社さんの筐体とほぼ同じサイズのディスプレイだと、スタンドやソフトウエアもついたパッケージング価格で30万強とか、うわなにそれすごい。みたいな。いや、もちろんそれはタッチパネルではないので、単純に比較はできないんだけれども。
大手家電系メーカーさんとかだと、どんどん大型化を進めるから、それこそアルタビジョンやQ'sみたいなサイズのが廉価で紹介されてるし、富士通さんをはじめとして、何社かは携帯との連携、フェリカって言ってたけど、サイネージ機器と接触させてどうこうするソリューションを提案してたり。
うんまぁ本当に、これらの機器の存在を確認できたこと、実際触れたこと、価格帯を把握できたこと、サイネージソフトウェアの雰囲気なんかを見せてもらえたことなんかは、行った価値があったなぁと思いました。

ソフトは言うほど成長してない?

先日も記事(AICCITE(アイシテ)って。。。 - Office L テクニカルノート)にしましたが、デジタルサイネージの視聴率、効果測定の標準指針が発表されたわけですが、各ブースの担当さんレベルだと、まだよくわかってないというか、もちろんこれから組み込んでいきます(マジ?)みたいなノリの感じが多かったというか(w)
まぁ、アイシテは発表後間もないので仕方ないにしても、どこのブースでも表示するコンテンツを作るためのソフトウエアや、そのソリューションには力を入れていても、裏方の管理システムに注力している会社さんは見当たりませんでした。
聞き方が悪かったのかな、とも思いますが、インフラとも呼ぶべきスケジュール管理や配信部の仕掛けや発想についてもうちょっと聞きたかったな、という感想を持ちました。
ぶっちゃけ、大手さんのソリューションの一部でもない限り、インフラソリューションにはたいして変化がない、もしくは各社さん差がないのかもしれないな、とか。

コンテンツ制作ソフトちらほら

デジタルサイネージって名前をつけたとしても、結局はディスプレイで何かを見せることには違いないので、その何かを作るソフト、表示する仕掛け、には種類と限界があって、独自路線のソフトってあまりないわけです。
一般的には動画を流す、WEBページとして表示する、Flash等で表示する、という感じなんですが、いくつか、独自の規格でエフェクトを付けられるソフトを開発されていたり、既存の電子情報を変換して再利用可能にするソフトを作っている会社さんがありました。
独自ソフトだとコンテンツを提供する側がそのソフトの使用方法を把握しないといけないので、個人的にはかなり面倒な気がするのですが、広告屋さんなんかだとそりゃすげぇって感じになるのかなあと思いました。
個人的には、サイネージ機器を利用したコンテンツのあり方、みたいなところをもっと修行したかったので、若干物足りなかった、かなぁというところ。

今日の終わりに

全般の話としてはこんな感じです。
市場としてまさに今から、って感じなので、各社さんの取り組みや守備範囲を見るという点で、とてもいいイベントだったと思います。
イベント屋ではないので、好き勝手なこと言わせてもらえれば、この手のイベントは、ブースの人と話をしないと必要な情報がほとんど入手できないのが難点です。
せっかくのデジタルサイネージのイベントなのだから、各社さんに機器を用いた情報発信を行ってもらって、ブース担当者なしでも相応の情報を入手できるように工夫する、とかがあるといいな、とか。
もちろんブース各社さんだって名刺集めたいんだ、ってゆうのはわかってるんですけどw
人付き合い苦手な技術者が見に行くことだってあるんですよぅ。って何このオチw